CASE 09 オリーブ
ブレンドティー
小豆島を訪れると至る所で目にするオリーブの木。自然と暮らしが美しく調和するこの島において、オリーブの木は象徴的であり、普段大阪で暮らす私たちに別世界へ来たような感覚を憶えさせる。そんな小豆島のイメージをスケッチするようにブレンドしながら、島の風土が感じられる味を目指した。
制作
川西 万里(ティーコディネーター)
田中ふみ(shop)
オリーブ以外に自生し服用できる草木について調べるために、植物をつかった民間療法についてのアンケートを住民の方たちに実施した。それぞれの植物が持つ効能を文献などと照らし合せながら、この島で採取される成分を調べていった。
自然の恵みが豊富なオリーブは、薬や化粧品にも用いられている。古代ギリシャ・ローマ時代からの伝統を持ち、生命の象徴、美の健康のシンボルとして崇められている。
ブレンドするドライフルーツの組み合わせと淹れ方のメモ。 (左から、プラム、ジンジャー、ミント、カキ、ローズ、キウイ) 淹れ方 <リーフそのままの場合> ティーカップ→熱湯200cc 葉の量3g くらい ティーポット→熱湯500cc 葉の量5g くらい 蒸らし時間 5分以上 <リーフをカットする場合> 早く濃く出したい場合は、葉っぱを小さく砕いていれる。
効用と味 オリーブ茶はカルシウム・鉄分・ポリフェノール・オレウロペイン酸が多く含まれる。抗酸化作用、抗菌、抗ウイルス作用、血圧低下、血糖値の低下などの体質改善も期待できます。 ほんのりと香る独特のオリーブの香り。やや苦みがあるが、ノンカフェインでやさしい甘みのお茶。 フルーツやハーブをブレンドすることにより、効能や味もより豊かになる。季節毎に組み合わせをお楽しみください。 オリーブ茶の作り方 一枚一枚葉っぱを手摘みする。摘んだ葉っぱはさっと水洗いし汚れを取る。熱湯で3分ほど煮出した後、ざるにあげて天日干しする。
左から オリーブリーフ+レモン ビタミンCが豊富、風邪の予防やシミ・ソバカスなどお肌のトラブルにも効果あり。クエン酸は、体に残っている乳酸や余分な脂肪を燃焼させ、疲労回復効果をもたらします。 オリーブリーフ+リンゴ 大半が糖分で、カリウムも豊富に含んでいます。カリウムは体内の塩分を排出する働きがあり高血圧にも効きます。 オリーブリーフ+レモングラス 殺菌作用により、腹痛・下痢・発熱・頭痛などの症状を緩和します。胃の働きを刺激するので、消化促進・食欲増進などにも効果があります。レモン特有の香りであるシトラールが含まれていてレモンの香りのするハーブです。レモンと同様酸味のある爽やかなオリーブティーになります。 オリーブリーフ+スイートスプリング クエン酸が豊富で、疲労防止・動脈硬化を予防。皮の部分にはリモネンという成分を含み、優れた抗ウイルス性・抗菌性・冷え性などにも効果があります。オレンジの甘酸っぱい香りのするオリーブティーになります。